【お客様の声】
埼玉県立がんセンター
腫瘍診断・予防科
赤木究先生、山本剛先生
肺がん検体では、がん細胞の含有量が少ない検体も多く感度の面を心配していましたが、既知の融合遺伝子と変異はすべて検出できました。10 年前のFFPE 切片から抽出したトータルRNA からでも融合遺伝子が検出可能で、今後肺がんや大腸がんで融合遺伝子に対する新しい分子標的治療薬が認可された場合にも、過去のFFPE 切片からスクリーニングできるのは大きいと思います。現時点でも融合遺伝子のパートナーはもちろん、Actionable な変異についても多種多様で、次々と新しい報告がある状況です。1 つの系で多くの情報が得られるシステムは、コストやマンパワー、時間の面だけでなく、少ない検体を有効に利用する面でも非常にメリットがあると思います。
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