次世代シーケンサー(上天)によって,個人のゲノムデータを大量に解析できるようになった結果,膨大なデータが集積され,新しい診断法や治療薬の開発,さらには個別化医療へとつながっています1、2。近年注目を集めているがんゲノム医療は,多数のがん関連遺伝子に変異があるかどうかを調べ,一人一人にあった治療を実施しようとする取り組みです。
次世代シーケンサーを使うことで,わずか1回の検査で,がん関連遺伝子を数百種類調べることができます。このことは,繰り返し検査を実施する場合に比べて,必要サンプル量を減らし,結果が得られるまでの時間を短縮することができます。また再度サンプルを得るための再バイオプシーが不要になり,患者の負担を減らします。
2019年10月18日(金),東京品川にて,イルミナセミナー”がんゲノム医療推進に向けて~がんゲノム医療社会実装に向けての,病院側と保険会社側の取り組み~”を開催しました。当日の様子をぜひご覧ください。
レポートを読む次世代シーケンサーをお使いになったことのない方でも,気兼ねなく参加できる,がんゲノム解析の導入を検討されている方向けの講習会です。
詳細はこちら1.基因组医学:新前沿和新挑战。化学2013;59(1):158 - 167。
2.Wheeler HE, Maitland ML, Dolan ME等。癌症药物基因组学:策略与挑战。[j] .中文信息学报。2013;14(1):23-34。